BOSE AW-1ジャンク品の修理 2・3号機 |
2号機
またまたオークションにてラジオの受信やカセットの動作はするものの「音が小さい」というジャンク品を落札。
音はかなり低くボリューム最大で普通に聞こえる程度です。
AUX出力側に信号を入れるとほぼまともに聞こえました。
修理は1号機とほぼ同じでコンデンサーを交換、パーツ屋に行ったりしながら半日で修理完了しました。
本体のほかパワーケースとDCコードが付属、アウトドアで使えるようになりました。
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3号機
これも入手先は某オークションです。
不具合箇所は、
カセット早送り不良。再生はするが動作不安定。
AC入力で電源が入らない。DCでは正常。トランス不良ではとの出品者のコメント。
こちらもパワーケース付。おまけで単一アルカリ電池10本が付いてきました。 |
分解
まずは、カセットから調査しました。
VTRに比べてメカ的には単純な感じですが、カセットの分解は初めてでパーツが小さいこともあり画像を取りつつ分解していきました。
画像はベルト3本、フライホイール?をはずしたところ。 |
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障害箇所
画像中央に見えるややクリーム色の早送り用と思われるギアが固着していました。
このギアを取り外し清掃、グリスアップしました。
取り外し、組み付けとも精密部分なので大変でした。
ただしVTRのような位相合わせは不要なようでその点だけは良かったです。 |
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電 源
DCでは正常なので、AC入力からたどっていきました。
トランス入力OK。出力NGということであっさりトランスの不良と判明。
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電源修理
AW−1は定格消費電力80w、別の機体で測定したところ出力電圧15vなので単純計算で6A以上の容量のトランスが必要。
パーツ屋ではサイズ容量とも代替品が見つからず。
外部からACアダプターで使おうかと思いましたがどうせ壊れているトランスなので分解して見ることに。
すると中に温度ヒューズと思われるものが切れているのかオープンになっていました。これをバイパスさせると出力側に15vが出力されました。 |

中央白い部分に温度ヒューズらしきもの発見 |
試聴
カセットは再生中の早送り動作が若干不安定です。
ベルトの交換も必要なのかもしれません。カセットは聴かないのでこのままで良しとします。
修理後に録音不良の不具合が見つかりました。これは録音アンプ周りのコンデンサーを交換し正常となりました。
また、チューナーのメモリーがすぐ消えるためスーパーキャパシタも交換しました。
トランスはその後順調ですがいづれ代替品が見つかり次第交換する予定です。 |
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